2022/03/09 16:22

野鳥の撮影。

それには多大な行動力と忍耐力が必要となる。

険しい道のりを野鳥を探し、痕跡を見つけ、そして野鳥が訪れるまで息をひそめてシャッターチャンスを待ち続けるのだ。

その為、野鳥の撮影には健やかな体と健全な精神が必要だ。

もず吉は考える。

ではこの二つを両立するために何が必要なのか。

それは質の良い睡眠と、何より「食」であると。

これは野鳥撮影に赴く、一人のSONIDORIスタッフの「食」に対する忘備録である。


九州地方に生息するもず吉には夢があった。

それは野鳥撮影にのめりこむきっかけとなった「ある鳥」を撮影する事。

どうしても自分で撮りたい。

今まで一度も出会った事のない、その鳥への思いが特に最近は大きくなった気がする。

それはひとえにSONIDORIを立ち上げたからだろうか。

それともカメラを変えたからだろうか。

そして今回。

遂に念願の鳥を撮影するために、、、向かいましたよ1月の北海道!

34日の探訪待っていてね!もず吉のアイドル♪


・・・・・・勢い勇んで飛行機に乗ったものの、到着したのはお昼過ぎ。

暗くなるのも早い北海道の1月。

撮影時間は限られていて、それでも気持ちが逸り第一村人ならぬ、第一道鳥を探す為、まず空港近くの森の中へ突入を開始。

するといましたゴジュウカラ!

九州では由布くらいでしか見かけない、珍しい鳥。

それが目の前に居るんです!

興奮興奮大興奮!

彼とは今回の探訪を通じて何度も会う事になりまして

目当ての鳥ではないけれど、可愛い可愛いゴジュウカラそれはいっぱい撮っちゃいました

表情がほんと可愛くて素敵!

体のフォルムもグー!

いいよいいよ!良い表情♪

なーんて興奮しながら時間を忘れて撮影していたら、、、そりゃぁそうさ。

もず吉のお腹もぐーっと鳴るわけで。。。


ところ変わってとある居酒屋に、お腹ペコちゃんもず吉が。

北海道の味覚へ期待を胸に。

夢いっぱいでメニューを眺めています♪


大地の王国北海道!

まずはその実力を教えてもらおうか!

採れたて野菜のサラダさん。

早速一口頂きまして、その実力を分からせられました

え!?

野菜ってこんなに美味しいの?

ごめんなさい!

大上段で教えてもらおうかなんて言ってホントごめんなさい!

その美味しさと瑞々しさに「驚き過ぎてビックリ!」なんてトンチキな言葉出ちゃいます。

今まで食べてきたサラダで間違いなくトップクラス!

もはや今までで一番なのでは?

なんていえばいいのか、何がどう美味しいかと言葉にするのがとても難しい。

ただただ、美味しい。

野菜が美味い。

これが新鮮ていう事?これが野菜のホントの旨味?

これが北海道の野菜の実力なのか!


美味しいの確定!

じゃがバター♪

イカの塩辛とバターが添えられている焼いたジャガイモ。

もうそれだけで王者!

立ち上る湯気に王者の風格

マジェスティ オブ キング!

バターをのせ、それが溶けたら箸で適当にジャガイモを切り分けて、そして塩辛をのっけましたらほら、、、勢いよーくバクーッ!

思わずその場で、うぁーーーーー!っと、頭抱えるこの美味さ。

箸をぎゅっと握りしめ、下を向いてうずくまる。

プルプルプルと感動に打ち震えながら、モグモグタイムを大満喫。

バターの旨味!

塩辛の旨味!!

ジャガイモの旨味!!!

旨味!旨味!旨味!のトリプル大洪水!

北海道の美味という幸せに溺れちゃう。


縞ホッケじゃないよ、正真正銘真ホッケだ!

これが食べたかった!

君じゃなきゃダメなんだ!

大きい大きい、その存在感!

中骨を綺麗に剥がして、大根おろしと一緒に頂きます。

ひと噛みすれば、じゅわぁぁぁっと沁み出る旨味のエキス。

口内を駆け巡り!

これが上質の真ホッケの旨味か!

ともすればくどくなるほど濃厚な真ホッケの油が、大根おろしのおかげで後味はスッキリ。

しかしこれは箸が止まりませんなぁ。

一口一口食べ進めるたびに、見た目の大きさとも相まって、心も身体も幸せに満たされていくのが分かる。

これは最後まで味わい尽くしたい。

胴体の部分を食べ終えても、それだけじゃ終わらない。

さぁ、いくよ!

頭からがぶりだ!

ワイルドだろぅ?

バキボキバキキ、と骨まで頂く。

今の気持ちは猛禽類!

跡形もなくなった皿を見て。

大満足に二ヤリと笑みを浮かべます。


鼻孔をくすぐる濃厚な蟹の香り。

そして日本酒の蒸発する、あの独特な豊潤な甘い香り。

蟹みそと蟹の身、そして酒を入れて焼いている。

ただそれだけ。

ただそれだけのはずなのに。

今この空間を蟹が支配している。

パブロフの犬のように涎が垂れそうになる。

ゴクリっ、喉がなり目線がくぎ付けになる。

出来上がるまで待たなければいけないこの苦行だけれども、しかしそれさえもなんだか楽しい。

そしてやっと時が来た!

さぁ、本命の蟹みその甲羅焼だ!

最初のひとすくい。

これを口に入れてしまったらといったいどうなってしまうんだろう。

覚悟は決まった!いざ実食!

へぁ。。。

全身の細胞が喜んでいるのが分かる。

なめらかな舌触りの濃厚な蟹みそ。

問答無用で脳に直接襲い掛かる蟹・蟹・蟹の味の暴力!

これがいわゆる「なまらうまい」というやつだ。

幸せだ!あぁ、幸せだ!北海道の夜は最高だ!

頭の中で踊念仏を唱えるもず吉。

あぁ、本当に美味いものを食えるってのは幸せなんだなぁ。。。

北海道の夜は更けていく。。。


ごちそうさまでした!合掌


可愛い可愛いゴジュウカラ!


次回 野鳥とグルメ 『北海道探訪編 2日目 昼 シマエナガとバジルホットサンド』に続く。