2021/11/29 15:04

野鳥の撮影。
それには多大な行動力と忍耐力が必要となる。

険しい道のりを野鳥を探し、痕跡を見つけ、そして野鳥が訪れるまで息をひそめてシャッターチャンスを待ち続けるのだ。
その為、野鳥の撮影には健やかな体と健全な精神が必要だ。

もず吉は考える。
ではこの二つを両立するために何が必要なのか。
それは質の良い睡眠と、何より「食」であると。

これは野鳥撮影に赴く、一人のSONIDORIスタッフの「食」に対する忘備録である。



11時過ぎ。
ヤマセミの撮影という目的も無事達成出来て、両手をバタつかせて思わず鳥ダンス。
今回も、なかなか良い構図の写真が撮れた。
あとはパソコンで確認してガチッとピンした写真を選りすぐっていくだけだ。
これが楽しみなんだよなぁ。

この日は快晴で天気も良く。
おかげでISOもかなり低く設定できた。
ヤマセミも割と近くまで飛んできてくれて。
これにはもず吉もニッコリ。
今日は本当に素晴らしい撮影日和だ。

さて、そろそろ熊本県ともお別れ、という段階で。
もず吉の情報網にある鳥がひっかかる。
コウノトリだ。
どうやら帰り道に今、出没しているらしい。

うぬぅ、それを知ってはバードウォッチャーとして見過ごせない!

早速機材を片付けて、目的地に向かう。
さようなら熊本!ありがとうございました熊本!

高速道路を使い、目的地に向かう途中。。。
すでに正午を過ぎて、朝食べたホテルの朝食はすっかり消化されてしまっている。

あぁ、お腹がすいた。。。

何か美味いものはないだろうか。
そんなことを考えながら、気が付けば高速の本線をそれて広川サービスエリアに駐車。

さぁ、お腹に何かいれなきゃね!

うきうき、わくわく、何食べようかを考えながらレストランに突入。
おやっ、今日は人が少ないみたい。
静かな店内でこれは落ち着いて食事が出来そうだ。
席につきメニューを眺めながら、ふむ、と考え込む。
せっかく昨夜、熊本名物を食べたのだからここは名物押しで行ってみようじゃないか。
そうすると八女。
八女と言えばお茶。
うんうん、これは食事を楽しむ為の連想ゲームだ。
数あるメニューを眺めながらも頭の中では既に食べたいものは決まった。
茶そばだ!
茶そばは無いか。茶そばは無いか。(きょろきょろ
あるじゃないか。あるじゃないか(にやにや

「すみませーん!」

手をまっすぐに上げて、店員さんを呼ぶ。
静かな店内にもず吉の声が響き渡る。


はい。
到着いたしましたのは よかとこ八女、茶蕎麦セット という名の幸せの塊。
天ぷらと一緒だ。

いただきます!合掌 

まずは蕎麦をたれを付けずにちゅるん。
さわやか!
冷たさも良い!
そしてのど越しも素敵にスムース!
薬味とたれをつけてもう一度啜る。
うん、美味ーベラスだ。

蕎麦ばかりに集中してもいけないな。
お隣の天ぷらに視線を移す。
抹茶塩にエビをちょこっと付けて、パクリ。
なるほどなるほど、衣にお茶の葉が混じっているのか。
これは難と表現すればよいのだろうか。
複雑ではないのだけれど、かと言ってこれを表現する言葉が思い浮かばない。
柔らかいエビに、茶の衣をまとった天ぷら。
もぐもぐと食べ進める。

いいじゃないか、「美味い」という感想だけで、もず吉は今美味いものを食べているという事実だけが何よりも大事なのだ。

茶蕎麦と天ぷらを交互に食べ進め。
綺麗に完食!
今回も大満足!

ごちそうさまでした!合掌 

せっかく旅こ・・・撮影に来たのだから、名物を頂くのは基本!
お腹いっぱい!準備万端!
さぁ、コウノトリさん、待っててね!


コウノトリ撮影出来て、幸せな気分になりました!

次回 野鳥とグルメ 『ホオジロと出前寿司』に続く。