2021/11/01 16:07


野鳥の撮影。
それには多大な行動力と忍耐力が必要となる。

険しい道のりを野鳥を探し、痕跡を見つけ、そして野鳥が訪れるまで息をひそめてシャッターチャンスを待ち続けるのだ。
その為、野鳥の撮影には健やかな体と健全な精神が必要だ。

もず吉は考える。
ではこの二つを両立するために何が必要なのか。
それは質の良い睡眠と、何より「食」であると。

これは野鳥撮影に赴く、一人のSONIDORIスタッフの「食」に対する忘備録である。


某日。。。
どんよりとした雲を眺めながら、もず吉はこんなことを考えていた。

「カワセミ綺麗だよねぇ、ヤマセミのトサカってなんであんなに素敵なのだろうか」
「もうそろそろジョウビタキも来訪するなぁ」←撮影に行く理由を考え始める

「掲載用の写真も撮影したいし」
「新しい開発商品の仕様感度も試さないと」←撮影の必要性をアピールしだす

「そうだ!熊本に行こう!」
「どうせなら泊りで!!!一日目はカワセミ狙い!二日目は早朝からヤマセミだ!」←旨い飯も食いたいしね

というカクカクシカジカな経緯があり、昼前から熊本に向かう。

途中、広川サービスエリアに立ち寄る、もず吉。
時間はお昼を過ぎている。
腹が減ってきたぞ。あぁ、腹が減ってきたぞ。(大事な事なので2回言いました)
そう、腹が減ってはなんとやら、なのだ。


気が付けば店内。
昼過ぎで込み合っているサービスエリア内の店舗に「そまりあんカレー」なるものが。
これはそまの里からそまりが来ているのだろうか?
そんなことを考えていたら、気が付いたら入店して席に座っていた。
もず吉はカレーの香りに弱いのだ。


まずはお通しに出てきたのが、漬物(恐らく福神漬け)。
フォークとスプーンが提供される。
いただきます!合掌
フルサイズのフォークを握って注文したカレーが到着するまで、すくった福神漬けをポリポリとかじる。
いいなぁ、この漬物。
しっかりとした噛み応えと、甘すぎず、でもしょっぱすぎない絶妙な塩梅。
使い古された言い回しだけど、本当に丁度いい。こういうのが好きだ。
これは、市販品なのだろうか?それとも店舗で作ってる自前なんだろうか?
赤い福神漬けが一般的だと思うけど、これなら無限に食べられるような美味さがある。



そして到着したのがスタンダードな「そまりあんカレー 辛口」
成程、こういうタイプか。
ゴロゴロとした牛肉が嬉しい、でも野菜は溶けているタイプだ。
そら、牛肉をすくって期待が高まる、もず吉の口の中にカレーがダイブだ。
うん、辛口が好きなもず吉のチョイスに間違いはなかった。
肉はやわらか~くなって、胡椒?の辛さがアクセントになって最早スプーンが止まらない。
汗も止まらない!

うまい!うまい!うまい!

と心の中で叫びながらがっつく、もず吉。
一生懸命にカレーを食べる。
一心不乱に、しかしマナーを心得ながら。
食す。食す。食す。。。

気が付けば完食。
とても満足である。

しかし、そこでカレーばかり食べて残された福神漬けがあった事に気づく。
しまった、福神漬けと一緒に食べることで口内調理を楽しむのを忘れていた。。。
我ながら、なんという失態か。
仕方は無しに、残った福神漬けをフォークですくって口に含む。
あぁ、福神漬けちゃん、仕方無しなんて言ってごめんなさい。
カレーで燃え上がった舌がとても癒されていきます。

ごちそうさまでした!合掌
まさに心身ともに気合十分!
これでカワセミを撮影する為の準備は整った!
いざ往かん!カワセミの地へ!


可愛いカワセミが待っててくれたよ!

次回 野鳥とグルメ 『熊本探訪編 1日目 夜 ヤマセミと熊本名物』に続く。